肥満とは、身体に過剰な脂肪が蓄積した状態です。甲状腺疾患をお持ちの方は基礎代謝の変化により体重の増減がしやすくなりますので、ご自身の「適正体重」を知り、適切な食事量や活動量を知ることで健康維持に努めましょう。肥満解消は、生活習慣病の予防にもつながりますが、短期間での体重減量は筋肉や水分のみが減少し脂肪は残ってしまいます。正しい食事量を継続し、体脂肪を減らしていくことが大切です。
肥満度を表すものさしとして、BMIという指標があります。「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)=BMI」で求めることができます。BMI22の場合が適正体重と言われており、やせや肥満を原因とする病気にかかりにくい数値とされています。
BMIの指標は下記の表をご参考ください。
判定 | やせ | 普通 | 軽度肥満 | 高度肥満 |
---|---|---|---|---|
BMI | 18.5未満 | 18.5~25 | 25~35 | 35以上 |
(日本肥満学会より)
肥満のタイプは「皮下脂肪型(お腹周りにつく)」と「内臓脂肪型(内臓周りにつく)」に分類されます。特に「内臓脂肪型」は様々な生活習慣病につながりやすいタイプの肥満です。食生活を見直し、健康維持に努めましょう。